五月病を予防する7つの対処法、カギは「脳内物質」 メンタルの「落ち込み状態」は放置しないこと

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新年度が始まって1カ月。頑張りすぎて心身に疲れを感じたら、ゴールデンウィークの間に立て直しましょう(写真:zon/PIXTA)
新年度から1カ月。新たな生活環境でさまざまなストレスにさらされ、ゴールデンウィーク明けごろから、心身の不調や無気力感に襲われるーー。この状態がいわゆる「五月病」だ。
五月病は正式な疾患名ではなく、「適応障害」や「うつ病」のカテゴリーに入る。この五月病を悪化させないためにはゴールデンウィークの過ごし方が大事だという。
精神科・心療内科医の医師である川村総合診療院院長・川村則行さんにアドバイスをもらった。

「五月病とは、新しい学校や新しい職場に入って、生活環境が大きく変わり、それがストレス、プレッシャーとなり憂うつな気分になる一種の適応障害です」と川村さん。

放置すると本格的なうつ病に

メンタルの落ち込み状態を放置すると、本格的なうつ病につながる場合もあるそうだ。川村さんによると、うつ病にまで至ってしまうパターンは大きく2つあるという。

「1つは労働時間が長いこと。もう1つは睡眠がうまくいかないことです。とくにこの2つの要因が重なる場合は要注意。心当たりのある人は早めの対処が必要です」

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