リユースを「使い捨て社会」脱却の突破口に スタバでは「借りるカップ」と称した実証実験も

✎ 1〜 ✎ 144 ✎ 145 ✎ 146 ✎ 最新
拡大
縮小

大手外食チェーンや大手流通業による容器再利用(リユース)の取り組みが、使い捨て社会からの脱却に向けた第一歩として注目を集めている。

スターバックス コーヒー ジャパンは11月22日、東京・丸の内地区の10店舗で、「借りるカップ」と称した実証実験を開始した。コーヒーなどの飲料を、店で借りた持ち帰り用のステンレス製容器に入れてもらい、飲み終えたら容器は借りた店舗または近隣の店舗に3日以内に返却する。容器の洗浄は専門の業者が行うため、利用者にとって手間はかからない。例えば、出勤前に借りるカップでコーヒーを買って職場で飲み、帰りがけに別の店舗に返すといったやり方が可能になった。

5月25日にはイオンが都内の全店と千葉、神奈川県内の一部店舗など19店舗およびネットスーパーで、ガムやシャンプー、キッチン用洗剤などの容器を再利用する商品販売の実証実験をスタートさせている(現在は30店舗)。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内