「年末調整の提出遅れ」で人事労務が疲弊する理由 本業と間接業務が混在して管理が困難に?

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リマインドのチャット・メールが埋もれる現実

人事労務・総務は「社内依頼」が多い部門だ。とりわけ年末調整業務では、書類の回収に苦労するとの声が絶えない。

とくに、年末調整は人事労務・総務部門にとって業務量が多く責任も重い。部署内外と連携して、従業員から年末調整の書類を期日までに確実に回収したいところだが、なぜ従業員の「提出遅れ」は毎年のように発生してしまうのだろうか。

原因の1つとして従業員が本業務(コア業務)とそれ以外の間接業務(ノンコア業務)を混在した状態で管理することが挙げられる。タスクをこなそうとすると、どうしてもコア業務が優先され、ノンコア業務は後回しになる。リマインドを受けても、誰しも、ほかのチャットやメールに埋もれて対応し忘れてしまった経験はあるだろう。

発信者や部門長(部門の管理者)の負担が増えるだけでなく、経営課題に発展することも……

依頼を受ける従業員にしてみれば、「社内依頼」はコア業務ではなくノンコア業務だという意識があるかもしれない。とはいえ、ノンコア業務も企業・組織の存続には欠かせない。従業員におろそかな対応をされ、リマインドや管理の工数が増えれば発信者や部門長(部門の管理者)は疲弊していく。

このような状況を改善するため、リマインドや社内依頼の管理を効率化する「グループタスク リマインダーサービス」を開発したのが日立ソリューションズだ。同社は自社内で同サービスを導入し、67%と7割を切っていた期限内の社内依頼の回答率を、導入後に98.2%と大幅に改善。(2020年4月から2021年3月の228件)。導入初年度の社内全体の工数削減時間は1万3,422時間にも上った。

こちらのページから無料でダウンロードできる資料では、「グループタスク リマインダーサービス」の詳細について、人事労務・総務部門に焦点を当てたマンガで解説する。
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中堅素材メーカーB社では、今年も「年末調整」の未提出社が多く、人事労務・総務担当者の田中は従業員へのリマインドに追われていた……